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メッセージ
当研究室では、エネルギー・環境材料(端的には蓄電池や触媒材料)にフォーカスし、その内部の電子、イオン、分子に関するメカニズム解明やそれをもとにした材料開発の指針提案を目標としながら、新しい理論・計算・データ科学研究を開拓しています。新しい計算・データ科学手法開発、電池・触媒内の新しいミクロなメカニズム(基本概念・原理)の実証、新しい高機能・長寿命材料指針提案、を行うような研究は往々にして時間がかかるので「意欲」「忍耐力」「客観性」「柔軟性」「協調性」などが必要となります。一方でこれまで誰も行っていない手法・アプローチが開発できた時、または新しい材料や概念の提案ができた時の達成感・興奮は何ものにも変え難いものがあります。またそのようなユニークな経験・スキルは今後のキャリアアップの強みになります。当研究室では、学生・若手研究者の様々な”新発見”に向けた研究を、経験豊かなスタッフの指導のもと一緒に取り組んでいます。
学部生、修士課程にて当研究室での研究活動を考えている方は、理論・計算・データ科学の知識・経験がなくても大丈夫です(実際、館山も大学院進学までは計算に強い方ではありませんでした)。研究室の方で様々なカリキュラムを用意しています。もちろん、授業とは異なりますので受け身では困ります。やる気、積極的姿勢はお願いします。博士課程またはポスドクとして当研究室参画にする際には学歴は問いませんが、第一原理・量子化学・古典力場計算や機械学習等の中で最低一つは経験があることが望ましいです。また、技術移転等を含む、企業との様々なタイプのコラボレーションを行う準備もできています。東京科学大学すずかけ台キャンパスは大岡山キャンパスに比べて少し都心からは遠いですが、研究に集中できる環境となっています。是非一緒にワクワクするような研究を行っていきましょう。
当研究室の特徴
・海外トップクラス研究者とのネットワーク(国内の第一原理・分子動力学計算研究室の中でほぼトップ:東大・京大よりも)
・国際性(海外研究室並の英語環境)
・酸化還元、界面科学、イオニクスの理論・DFT/MD計算において世界を先導する立ち位置
・HPC (High Performance Computing)で国内を先導する立ち位置(文部科学省「富岳」成果創出加速プログラム・研究代表者研究室)
・分野トップクラスのジャーナルへの論文掲載多数
・蓄電池に関して、国内トップ研究室群・国内企業と幅広く連携(最新結果で共同研究)
博士後期課程進学において大きなアドバンテージ。就職についても優位性あり。